小さい“かきもち”のことを【あられ】といい、あられはかきもち(おかき)の俗称です。
もち米を原料にしてつくります。
北は北海道から、南は九州までの各地で、様々な品種のもち米が栽培されています。

普段皆さんが召し上がられるご飯はうるち米ですが、それに比べると、独特の性質をもち、それはお正月の“おもち”に代表されるように、蒸し上げてつぶすことにより軟らかく、のびる性質があります。

この“お餅(もち)”が固まり、お正月のあと、お鏡もちにひびが入りこれを細かく手で掻き(かき)割ったものを干しあげ、それを火にあぶり焼いたことが(おかき)の語源、すなわちかきもちの由来とされています。
あられ・かきもちは、こうして昔から広く親しまれ各家庭で作られてきたものなのです。

ひと昔、いやそれ以前には、当店のお膝元“河内の地方”でも年末になると新年を迎える準備に、庭先でもち米を蒸し、あたりに独特の甘い香りが漂い、“ぺったん、ぺったん”と石臼(いしうす)を使って餅をつく光景が見られたものでした。

こうした昔ながらの伝統行事は、今では一部の小学校や地域での行事の時にしか見られなくなりましたが、共同作業の基本ともいえる “もちつき”には学ぶべきことがたくさんあると思います。ぜひ、後世に伝えていきたいものです。
祝いの席から、法事の席、古来日本の伝統行事の折々に登場するもち米やおもちは、心の原点なのかもしれません。

当店のページ内で、詳しく“おもちのつき方”から、あられの作り方を解説していますので、参考になさってください。干し海老を入れたり、大豆を入れたり等きっと、各ご家庭ごとに特色のあるおいしいあられができ上がることでしょう。

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(今後の、投稿状況を見ながらページ作りを進めていきます。)